ISO9001
「品質マネジメントシステム」のことであり、全てのISOの原点となる基本となる規格です。主な目的は「製品・サービス」の品質管理をおこなう仕組みと思われがちです。
しかし、漠然とした品質管理をすということではなく、ISO9001:2015の規格書には、以下のようなメリットが明記されています。
「顧客満足を向上させる機会を増やす。」
「組織の状況及び目標に関連したリスク及び機会に取り組む。」
直接『儲かる』とは書かれていませんが、顧客満足が向上することによって儲けが増えるはずです。もし、儲けられない場合は、製品・サービス自体に問題があるはずです。
その問題を「リスク及び機会」として分析し、改善につなげます。
そんなことなら、ISOを使わなくてもやっているよ。と思うかもしれません。その考えは一部正しいのです。たぶん、10個の問題点を全社で考えだすことと、担当者が数分で2・3個の問題点が思いつく。その差が、ISOを導入しているか否かです。もれなく全ての条件を考慮して問題解決するための道具がISOです。
ポイントは「はず」の部分をリスクマネジメントすることによって、明確な
ISO導入のメリット
- 組織の目標を明確にするために、取引先・市場・社内の能力などを明確にする。
- 決定した目標が達成できなかったら、何が原因か検討できる。達成できたら、新たな目標を設定して取り組む。
- 組織が改善と予防を徹底できるようになる。